今回は安田記念における距離延長馬の可能性について書いていこう。
1400m以下から参戦する馬たちが府中のマイルGIで好走するための条件とは何なのだろうか?
距離延長馬激走の条件
まずは前走の距離別の成績を見ていただこう。
◆前走距離別集計
集計期間:2005. 6. 5 ~ 2014. 6. 8
同距離(4- 5- 8- 78)
勝率4%
複勝率18%
単勝回収値43
複勝回収値105
今回延長(3- 2- 1- 54)
勝率5%
複勝率10%
単勝回収値38
複勝回収値44
今回短縮(3- 3- 1- 17)
勝率13%
複勝率29%
単勝回収値83
複勝回収値102
ご覧のとおり、明らかに距離延長馬の期待値が低い。
それもそうだろう。今までの検証で明らかになったように、安田記念はスタミナが求められるレースだ。短い距離を使ってきた馬はスタミナに不安がある。よって、安田記念で凡走するケースが多発しているわけだ。
では、距離延長ながら好走できた馬たちの理由を探っていこう。
ロードカナロア
ストロングリターン×2
グランプリボス
ファリダット
アサクサデンエン
このうち、ロードカナロアと2回目のストロングリターン、そしてグランプリボスが好走できた理由は明白だった。それは……
GI好走馬
ロードカナロアはご存知、歴代最強スプリンターの1頭である。
ストロングリターンは前年の安田記念で2着になった実績があり、グランプリボスはGI2勝馬だ。
GIで勝負できるレベルの馬であれば、距離延長というハンデを克服できるわけだ。
では、残りの馬たちはなぜ好走できたのか?この点に関してはメルマガにて、明かしていくことにしよう。
さて、今年、GI好走馬ながら二桁人気に支持されそうで穴を明けそうな大穴はこの馬だ。
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かなり昔の実績であるが、GI級の力はあるはず。血統的にも老けこむようなことはないだろうし、万全の状態で臨めるなら、一発あってもおかしくないだろう。