今回はマイルチャンピオンシップに出走する“ディープインパクト産駒以外の馬たち”について考えていこう。もうディープインパクト考察ばかりで飽き飽きしていたというのもあるし(笑)、ディープインパクトで決まらないのでは?という思いもあるからだ。
完全に“脇役”となっている彼らの可能性を探ってみたい。
トレンド血統を振り返る
まずはマイルCSの近年のトレンドを振り返ってみたい。
なんといってもストームキャット系の激走が目立った。エイシンアポロンが5番人気で勝ったのはまだいいとして、13番人気のエーシンフォワードが激走するくらいだ。条件があっていないと、こういうことは起こらない。
近年の京都の芝重賞の傾向を見ると、エーシンフォワードの激走が“必然”だったことが分かる。
例えば同じストームキャット系のアンコイルドは京都大賞典で7番人気2着、京都記念で4番人気3着と、いずれも人気を上回って激走している。他にもエイシンエルヴィンがきさらぎ賞で6番人気3着。父ストームキャット系は出走することが自体が少ないものの、その割に穴を開けている。そうなると、今年俄然注目なのは……
ホウライアキコ
父ヨハネスブルグ(ストームキャット系)
となる。ただ長期休み明けの3歳牝馬にはさすがに荷が重い。他に面白い馬がいないかも探っていこう。
短距離志向の強いサンデー系
ストームキャット系はなかなか出てこないため、同じような特徴を持った馬を狙いたい。ストームキャットは芝ダートともに活躍馬が出ている系統だ。さらにスピードがあり、高速馬場で穴を連発する傾向にある。
これをサンデー系に当てはめて考えると……
フジキセキ
ダイワメジャー
この2頭が浮上してくる。ともにパワーがある馬で、短距離戦に強い。実際、過去2年はこの2頭の産駒が連対している。
エクセラントカーヴ
サダムパテック
サンライズメジャー
ダイワマッジョーレ
以上の4頭が該当。この内サダムパテックとダイワマッジョーレは好走歴があるため、適正は証明済み。となると、面白いのはこの馬だ。
その馬の名(E)は↓↓(ランキング内で『アルファベット→馬名』の順で記載)
追記:サンライズメジャーでしたが出走取消orz
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父ダイワメジャーに加え、母系はストームキャットと同系統。いかにも狙いたくなる血統構成だ。他の好走条件にあまり合致していないため、どこまで重い印を打てるかは分からないが、ヒモには加えたい1頭だと思っている。