秋のGIシリーズの開幕を告げるスプリンターズステークス。
昨年はロードカナロアという絶対的な主役がいた。しかし、“世界のカナロア”の引退により、スプリント路線は一気に混迷を極めることになった。
春の大一番、高松宮記念はコパノリチャードが制した。だが当日の馬場コンディションは不良で、純粋なスプリント力以外の力が必要なレースになった。だから馬場状態が違った場合、同じ結果になったかどうかは未知数。依然として勢力図がはっきりしていないのが、現在のスプリント路線なのだ。
そんなレースのポイントはどこにあるのだろうか? 一つ一つ見ていくことにしよう。
新潟スプリントの特徴
今年は中山競馬場が改修工事を行っている影響で12年ぶりに新潟で開催される。
だから過去の傾向は全くあてにならない。
中山と新潟では求められる要素が違いすぎるのだ。
中山はアップダウンが激しい。中でも直線の最後に待ち構える“心臓破りの坂”は、レースの結果に大きく影響してくる。(坂がダメな馬はその時点でアウト)
一方、新潟コースはほとんどアップダウンがなく、終始平坦の形状となっている。
つまり、例年のスプリンターズSでは坂がダメで出番がないような馬でも、今年のスプリンターズSなら出番があるということだ。
反対に言えば、急坂を得意としている馬にとって、新潟開催は確実にマイナスなのである。
もちろん、コースが変わったということは好走血統も変わるということだ。
その見極めはしっかりとしていきたい。
例えば今年の新潟夏開催で絶好調のこの血統は、スプリンターズSでもカギになりそうだ。
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20頭近く走って(4−3−2−9)と複勝率は50%。回収率もかなり秀逸なだけに、注目してみたほうが良さそうだ。