圧倒的な実績
前回は日本ダービーの穴馬の条件に関して検証した。
ダービーの穴馬には3つのタイプがあり、その内の一つが「先行力」であることがわかったと思う。
今回は2つ目の条件を提示しておこう。キーワードは「実績」である。
穴馬の条件その2
ダービーというのはある意味単純なレースだ。
世代最高の馬を決めるレースだから、基本的にフロックは起こらない。つまり、実力のある馬しか好走できないレースといえる。
例えば二桁人気ながら好走したアサクサキングスは後に菊花賞を制した。スマイルジャックはGIこそ勝てなかったものの、安田記念3着、重賞3勝という立派なキャリアを送っている。
ダービーでは実力のある馬しか好走できない。
だからダービーでは実績のある馬を素直に買えばいいのだ。
「前走の内容が悪い」、「血統的な背景がない」、「距離不安」などなど、様々なことで人気を落とす有力馬が例年出ている。
しかし、ちゃんとした実力があって実績も残してきた馬にはダービーで好走する資格がある。具体的には……
GIで3着以内実績のある馬
このタイプが毎年のように穴を開けている。
2010年
エイシンフラッシュ(7番人気1着)
皐月賞3着
ローズキングダム(5番人気2着)
朝日杯FS1着
2008年
ブラックシェル(6番人気3着)
NHKマイルカップ3着
2007年
アドマイヤオーラ(4番人気3着)
皐月賞4着
※4着だが勝ち馬に0.2秒差。何より皐月賞で1番人気に支持された実力馬だったため、3着以内と同等の価値があった4着と判断
2006年
ドリームパスポート(7番人気3着)
皐月賞2着
2005年
シックスセンス(7番人気3着)
皐月賞2着
ご覧のように、GIで馬券になりながら、ダービーで軽視された馬たちが巻き返して穴を開けている。
GI好走するくらい実力のある馬が侮られていたら、積極的に買っていくべきなのだ。
今年、4番人気以下濃厚ながらGIで好走した経験を持つのはおそらく2頭。特にこの馬には注意が必要だろう。
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実力は折り紙つき。血統的にも悪くない。これまで競ってきたライバルは間違いなく世代屈指の馬だった。その馬と渡り合ってきたのだから、実力的には足りるはずだ。