前回は有馬記念が行われる中山芝2500Mにおける“特注種牡馬”を紹介した。
過去3年の複勝率55%というこの種牡馬の産駒は、侮れない存在だということが分かった。
さて、今回はさらに血統面に踏み込んで考察を行っていく。テーマは「中山の馬場の変化」だ。
母父サンデーサイレンスが躍動
中山の馬場は昨年とは明らかに異なっている。
それを証明する一つの根拠が、「母父サンデー系の台頭」だろう。
日本の競馬はサンデーサイレンスを中心に回っている。だから父サンデー系の馬がほとんどのビッグレースを制している。
事実、今年の秋GIでも、芝のマイル以上のレースでは菊花賞と朝日杯FSを除き、すべて父サンデー系が勝利している。
しかし、現在の中山では面白い出来事が起こっているので紹介しておこう。
これは今年と昨年における母父サンデー系の成績の比較だ。
2013年
(47−37−34−235)
勝率13%
複勝率33%
単勝回収値109
複勝回収値97
2012年
(26−32−33−250)
勝率8%
複勝率27%
単勝回収値73
複勝回収値81
ご覧のとおり、差は歴然としている。
今年は安定した成績を残していて、約350頭も出走しているにもかかわらず、回収率は非常に高い。
一方、2012年は2013年に比べると極めて平凡だ。
これは中山の好走血統の変化を示す重要なヒントと言える。
では、具体的にどういった変化が起きているのか? どういうタイプの馬を狙えばいいのか? それはメルマガに書くため、ここには書けないが、現在の中山の馬場に最適な血を持った穴馬を1頭紹介しておこう。
その穴馬の名(G)の名は→
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