(C)arima0208

今回はジャパンカップダートの“全頭診断”を行う。

これまで「格」、「ローテーション」、「血統」、「3歳馬や外国馬の位置づけ」など、様々な角度から検証を行ってきた。

そのことを加味した上での「総評」をお届けする。今回は第2弾。

なお、完全版は「勝ち組育成メルマガ」でお届けするため、そちらに登録してほしい。

週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。では、ダート王決定戦のメンバーを紐解いていこう。

全頭診断その2

※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去3年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください

◆5-9 ナイスミーチュー(C)
父キングカメハメハ、母父Fire makerという血統。

父キングカメハメハは当コースで最も信用できる
種牡馬の一頭だが、それ以外は取り立てて強調材料はない

みやこS組と、ステップはいいものの、
過去にGIで好走実績があるわけでも、
ステップレースで勝っているわけでもない。

好走するための実績を満たしていないため、
厳しいと言わざるをえない。

◆5-10 パンツオンファイア(C)
父ジャンプスタート、母父Cape Townという血統。

ブログでも書いた通り、不安要素は多い。

http://jinkeiba.com/2013/1128/5574

・遠征
・初の右回り
・初の日本競馬

これだけの不安要素があれば、普通は消しに値する。
ただ、父ボールドルーラー系という点だけ引っかかる。
回収率が高い点もそうだし、ダートGIで穴を開けるケースも。

例えば父ボールドルーラー系のテスタマッタや
母父ボールドルーラー系のグレープブランデーは
人気薄ながらフェブラリーSを制している。

やはり本場アメリカの主流血統は、
大一番で力を発揮するケースがあるというわけだ。

もっとも、やはりスタミナの血がないことは気になるし、
父ボールドルーラー系のカジノドライブなどが
人気を裏切っていることを考えれば、
そこまで心配する必要もないのかもしれない。

揺れてはいるが、消し濃厚。

◆6-11 ソリタリーキング(C)
父キングカメハメハ、
母父サンデーサイレンスという血統。

父キングカメハメハに加えて、
母母父にはノーザンテーストが入っていて、
JCダートを走りぬくだけの底力は有している

前走は2着ワンダーアキュートのハナ差、
前前走もワンダーアキュートにクビ差2着と、
一級戦の相手とも差のない競馬をしている。

前走JBCで3着に入ったことによって、
好走の条件もクリアした。

過去2年、歯が立たずに厳しい戦いを強いられたが、
状態で言えば今年が一番良さそうで、期待を持てる。

人気はないだろうが、
簡単に切り捨てていい馬ではない。

◆6-12 ベルシャザール
メールマガジンに掲載

◆7-13 グランドシチー(B)
父キングカメハメハ、
母父ブライアンズタイムという血統。

キングカメハメハに加えて
ブライアンズタイムという底力のある
種牡馬の血を持っている。
だから血統的には他のキングカメハメハ産駒よりは上

ただそれはあくまでも血統面だけの話で、
この馬が激走する可能性は低いだろう。

前哨戦で敗れ、GI出走経験もなく、
東海Sでも5着に敗れていて、明らかに力が足りない。
間違って走った時には「血統の力恐るべし!
ということになるのだろうが、手を出さないほうが無難。

◆7-14 ニホンピロアワーズ
メールマガジンに掲載

◆8-15 インカンテーション
メールマガジンに掲載

◆8-16 テスタマッタ(D)
父Tapit、母父Concernという血統。

こちらも完全な米国血統で、
JCダートの好走血統には合致しない

しかもこの馬の場合、適正距離が明らかに短い。
長くてもマイルまで。年を重ねてから1800M以上の
距離では結果が出ていない。

前走地方、しかも距離延長での参戦と、
ローテーション的にも強調できない。
いくらフェブラリーS馬とはいえ、ここはいらないだろう。

ということで、「面白そうな穴馬」はこの馬!

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