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前回の検証ではジャパンカップダートの「ローテーション」について書いた。

今回はJCダートの「血統面」について探っていくことにする。

毎年、意外な血統が走っている印象を受けるが、具体的にはどのような血統の馬を狙えばいいのだろうか?

ダートGIらしからぬ血統背景

JCダートは中央競馬にわずか2つしかないダートGIの内の一つだ。

フェブラリーSがクラシック開幕前の2月という注目度が低い時期に行われるのに対し、JCダートはジャパンカップの翌週で有馬記念前というまだまだ注目度の高い時期に行われる。

国際GIということもあって賞金も高く、ここを目標に仕上げてくる馬も数多くいる。

ただ、好走馬の血統を見ていくと、“意外な事実”があることに気づく。

2012年
1着 ニホンピロアワーズ(6番人気)
父ホワイトマズル
母父アドマイヤベガ

2着 ワンダーアキュート(3番人気)
父カリズマティック
母父プレゼントタップ

3着 ホッコータルマエ(9番人気)
父キングカメハメハ
母父Cherokee Run

2011年
1着 トランセンド(1番人気)
父ワイルドラッシュ
母父トニービン

2着 ワンダーアキュート(5番人気)
前述

3着 エスポワールシチー(2番人気)
父ゴールドアリュール
母父ブライアンズタイム

過去2年の好走馬と、その父と母父と上げてみたが、ここで“ある違和感”に気づかないだろうか?

一つのポイントとして挙げられるのが、ダートGIにも関わらず「コテコテのダート血統馬が1頭もいない」という点だ。

例えば昨年はアメリカ産馬のイジゲンが出走していたが、4番人気と人気を集めながらブービーに沈んでいる。

一昨年は同じく米国産馬のラヴェリータやテスタマッタが出走したが、いずれも馬券圏内には届かなかった。

コテコテのダート血統は来ない

これが、JCダートの大きな特徴なのだ。

では、反対に強調できる血統とはどんな血なのか?

これに関しては、メルマガで分析する予定なので、そちらを楽しみにしていてほしい。

もっとも、それではいつも見てくださっているブログ読者の方にも申し訳ないため、ここでは特別にJCダートで鍵になる血統のヒントを記しておこう。

JCダートの“好走血統”とは→
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