中山牝馬S過去5年好走馬血統

着順 馬名 種牡馬 母父馬
レディアルバローザ キングカメハメハ Tejano Run
オールザットジャズ タニノギムレット サンデーサイレンス
エオリアンハープ キングカメハメハ サンデーサイレンス
ニシノブルームーン タニノギムレット Alzao
ウェディングフジコ フジキセキ トニービン
チェレブリタ ブラックホーク アンバーシヤダイ
キストゥヘヴン アドマイヤベガ ノーザンテースト
ピンクカメオ フレンチデピュティ Silver Hawk
ダンスオールナイト エルコンドルパサー サンデーサイレンス
ヤマニンメルベイユ メジロマックイーン サンデーサイレンス
マイネカンナ アグネスタキオン サツカーボーイ
キストゥヘヴン アドマイヤベガ ノーザンテースト

波乱が期待できる牝馬限定重賞、中山牝馬S。今回は血統的な面をみていこう。

中山牝馬Sで強調できる血統は2つ。ずばり「ノーザンテースト」、そして「ボールドルーラー」である。

中山重賞におけるノーザンテーストの脅威は、もはやお馴染みになっている。実際、中山牝馬Sにおいても9番人気のチェレブリタの激走を筆頭に、ノーザンテーストの血を持つ馬が多く好走している。

斤量不安のあったとお伝えしたキストゥヘヴンが好走できたのは、まさにこの母父ノーザンテーストの力なのである。今年も侮る無かれ。

そしてもう一つがボールドルーラー。瞬発力勝負になりやすい牝馬限定重賞だが、中山牝馬Sに限っては当てはまらない。過去5年、上がり3位以内の脚を使った馬は、なんと4頭のみ。それだけ前残りというか、持続的に脚を使える馬が激走しているということだ。

持続力血統と言えばナスルーラ系。グレイソヴリンも強調できるが、中でもボールドルーラーの力は特筆すべきものとなっている。

例えば昨年、11番人気で3着となったエオリアンハープは、母母父がボールドルーラー系。さらに15番人気で2着に来たピンクカメオは、ボールドルーラーのクロスを持っていた。このように、人気薄馬であってもボールドルーラーの血を持っているだけで考える余地がある

今年もこの2つの血を軸に、馬券を組み立てて行きたい。となると、条件馬ながら母母父にボールドルーラーの血を持つこの馬は、“波乱の立役者”となるかもしれない。その馬の名は……

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