【ジャパンカップ2012】全頭診断！血統から見る出走馬評価／後編

血統面をはじめ、様々な角度からジャパンカップを検証してきた。

今回は、検証のまとめとして、全頭診断をお届けする。（今回は後編）

ポイントは天皇賞からの反動、強い馬しか穴を開けられないレースということ、そして血統と枠順だ。過去の考察を参考にしながらご覧あれ。

現時点での評価だが、週末の印に直結するかもしれない。それぞれが検証の内容にどのように該当するのかも含めてみていこう。

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5枠9番　オウケンブルースリ
父ジャングルポケットで、ジャパンカップ2着の実績があるように、適性は高い。ただ近走の内容やメンバーを見ると、さすがに期待するのは酷か。

5枠10番　ダークシャドウ
GIで期待されながら勝てない馬。ただ父母父、母母父がノーザンダンサー系で、戦績的にも穴馬で狙ってみても良いかもしれない。鞍上強化もプラス。あとは初距離の2400mがどう作用するか。ダンスインザダークの初距離は一変の可能性もあるだけに……。

6枠11番　ジャッカルベリー
特になし

6枠12番　ローズキングダム
一昨年のJC勝ち馬だが、その栄光もどこへやら。近走は良い所なく、7戦連続で馬券圏外。しかも常にこの間、人気を裏切っている。一昨年は3歳。血統的にも早熟性を武器に好走したが、古馬になってから底力の面で苦労していてここでも厳しいだろう。

7枠13番　ルーラーシップ
母父トニービン、母母父ノーザンテーストと好走血統に合致。近走は充実しており、前走の天皇賞秋でも3着にはいった。ただ同馬、軸馬にするには怖い節がある。慢性的な出遅れや不利を受けやすい走り方が特徴であるだけに、どうか。前走の反動も怖い。

7枠14番　ソレミア
オルフェーヴルを破った凱旋門賞馬。ただ、日曜日の東京は良馬場開催が濃厚。スピード不足は否めないだろう。しかし一方で良馬場で本当に走らないかは、底を見せていないだけに分からない。軸にはできないが、人気との兼ね合いでヒモに加えても。

8枠15番　ジェンティルドンナ
母父はノーザンダンサー系だが、ベルトリーニは特別強調できるわけではなく、JCの好走血統には合わない印象。強烈は末脚は武器で、戦績的にも申し分ないが、牡馬との対戦や枠順と課題は多い。

8枠16番　トーセンジョーダン
父ジャングルポケット、母父ノーザンテースト。昨年の2着馬ということもあり、適性的には何ら問題ない。懸念は状態面のみ。また前走のような後ろからの競馬ではなく、昨年2着になった時のような積極的な前からの競馬を期待したい。

8枠17番　オルフェーヴル
圧倒的な戦績と末脚、ノーザンテーストのクロスという血統的要素など、最強馬と呼ばれるに相応しい実績があり、ジャパンカップでも当然有力になる。あとは枠順がどう命運を左右するか。強い時は強いがハプニングも起こしてしまう馬だけに、今は「何か合った時」の馬券を買うことも重要だと感じている。

ということで、この中で最も期待している馬はこの馬！

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