【ジャパンカップ2012】全頭診断！血統から見る出走馬評価／前編

血統面をはじめ、様々な角度からジャパンカップを検証してきた。

今回は、検証のまとめとして、全頭診断をお届けする。（今回は前編）

ポイントは天皇賞からの反動、強い馬しか穴を開けられないレースということ、そして血統と枠順だ。過去の考察を参考にしながらご覧あれ。

現時点での評価だが、週末の印に直結するかもしれない。それぞれが検証の内容にどのように該当するのかも含めてみていこう。

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1枠1番　ビートブラック
本当に強い馬が勝つジャパンカップにおいてこの戦績は厳しい。ただ、府中2400mにおいて強調できる1番枠に入った。59キロを背負って4着になった前走の内容も悪くない。さらに逃げ馬がいないだけに、天皇賞春の再現が考えられないわけではない。父ミスキャストの母父はトニービンで好走血統にも合致。思い切った逃げを打てればあるいは……。

1枠2番　スリプトラ
特になし

2枠3番　ジャガーメイル
8歳馬ながら衰えの見られない馬。3着以内にこそ入っていないが、ここ9走で6走は掲示板には入っている。うち4走はGI。昨年3着、一昨年4着と適正の高さに疑いの余地はない。父トニービン、母母父ノーザンテースト。有力馬が外枠にはいったことでチャンスは大きく広がった。

2枠4番　フェノーメノ
強い3歳世代屈指の馬。東京での戦績もほぼパーフェクト。しかし古馬初対戦の天皇賞秋での激走は確実に負担になっているはず。キャリア8戦で上がり1位は1回のみ。しかもその上がりも34秒台。絶対的な上がりが求められるレースにおいては厳しい。内枠を利して先行できればいいが……

3枠5番　マウントアトス
特になし

3枠6番　レッドカドー
特になし

4枠7番　メイショウカンパク
前走は展開・相手ともに恵まれた。確かな末脚は持っているがどちらかといえば平坦巧者であり、東京ではどうか。今日は雨が降ったが土日の予報は晴れ。得意の上がりのかかる展開にはならないということで、やはり厳しいか

4枠8番　エイシンフラッシュ
最初の検証で「エイシンフラッシュは勝てない？」とタイトルを打ったが、オルフェーヴルが大外、しかも他の4歳が不在ということでチャンスは広がった。メンバー的にスロー濃厚で、東京のスローで結果を残してきているこの馬にとっては悪くない条件。しかも天皇賞を買ったにもかかわらず、おそらく人気は5番になりそう。あとは反動だけが気がかり。

ということで期待値の高さでいけばこの馬が一番だろう。それは……

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