前回は京成杯AHの「おいしい穴馬と危険な人気馬」を検証してきた。
今回は京成杯AHの「血統面」を見ていくこととしよう。
今週は中山の「開幕週」かつ、「野芝100パーセント」で行われる開催だ。馬場状態はよく、冬や春に比べて馬場状態は軽い。
よって、求められるのはスタミナよりもスピード。つまり、「ミスプロ系を中心としたアメリカダート血統」の持続力が大きな武器となる。
実際、過去を振り返ってもほとんどの馬が「アメリカ的な血」を持っていた。
2012年
1着 レオアクティブ(2番人気)
父アドマイヤムーン(ミスプロ系)
3着 スピリタス(4番人気)
母父ストームキャット
2011年
1着 フィフスペトル(2番人気)
父キングカメハメハ(ミスプロ系)
2010年
1着 ファイアーフロート(4番人気)
母父タバスコキャット(ストームキャット系、米2冠馬)
2着 キョウエイストーム(7番人気)
父スウェプトオーヴァーボード(ミスプロ系)
3着 キョウエイアシュラ(5番人気)
父スウェプトオーヴァーボード
2009年
1着 ザレマ(2番人気)
母父ザフォニック(ミスプロ系)
2着 アップドラフト(14番人気)
父エルコンドルパサー(ミスプロ系)
母父ブラッシングジョン(レッドゴッド系、米GI2勝馬)
3着 マイネルスケルツィ(3番人気)
母父マキャベリアン(ミスプロ系)
ご覧のとおり、ほとんどの馬がアメリカダート血統の血を色濃く持っていた。
キーワードは「スタミナよりもスピード(持続力)」。今年もアメリカダート血統には要注意が必要だ。
となると、この血を色濃く持つこの馬はこのレースにおいても有力なはず。
次回は京成杯AHの「血統面」について、さらに深く検証していく。乞うご期待!