金杯で乾杯！血統要素とレース質の見極め／中山金杯2013

2012年中山金杯の勝ち馬フェデラリスト（C）arima0208

2012年の競馬が終わり、2013年の競馬が始まる。

今年最初の“夢舞台”は東西の金杯。今回は中山金杯について触れていくことにする。

的中へのキーワードは「スタミナかスピードかの見極め」である。

中山金杯近5年血統傾向

着順	馬名	種牡馬	母父馬
１	フェデラリスト	Empire Maker	サンデーサイレンス
２	ダイワファルコン	ジャングルポケット	サンデーサイレンス
３	$コスモファントム	Stephen Got Even	Paris House
１	$コスモファントム	Stephen Got Even	Paris House
２	キョウエイストーム	スウェプトオーヴァーボード	サンデーサイレンス
３	ナリタクリスタル	スペシャルウィーク	ペンタイア
１	アクシオン	サンデーサイレンス	Dixieland Band
２	トウショウシロッコ	アドマイヤベガ	ニツポーテイオー
３	トウショウウェイヴ	ステイゴールド	ニツポーテイオー
１	アドマイヤフジ	アドマイヤベガ	Be My Guest
２	ヤマニンキングリー	アグネスデジタル	サンデーサイレンス
３	ミヤビランベリ	オペラハウス	ホリスキー
１	アドマイヤフジ	アドマイヤベガ	Be My Guest
２	エアシェイディ	サンデーサイレンス	ノーザンテースト
３	メイショウレガーロ	マンハッタンカフェ	Carson City

※血統系統色別表

近2年は父ミスプロ系が連続して連対。またアメリカダート血統のコスモファントムが2年連続で好走している。

一方、3年前までは父か母父にノーザンダンサー系の種牡馬を持った馬ばかりが走っていた。

つまり、近2年はスピード寄りのレースに、それまではスタミナの要求されるレースになっていたということだ。

では、どうしてここまではっきりと傾向が分かれているのか？それはレースラップに求めることができる。

近2年はラスト1ハロンで11秒台を記録。つまり、スピードの要求される軽いレース質になっていたのだ。一方、それまでの3年はラスト2ハロン目まで11秒台を刻んでいるが、ラスト1ハロンは必ず減速して12秒台を記録している。つまり、ラスト1ハロンを持ちこたえるスタミナが要求されるレースになったということだ。

今年はどちらのレース質になるのか。それを見極めることがレースを的中させる上での最大のポイントだろう。今年はメンバーを見てみると、逃げ先行馬が多数登録している。少なくともスローペースにはならない可能性が高く、3年前以前の傾向に戻るのではないかと現時点では見ている。

となると、母父にノーザンダンサー系の血を持っているこの馬は有力な穴馬候補の一頭となってくるだろう。その馬の名は……

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