活躍馬を輩出し続けるクロフネ 【撮影】阪神サラブレッドクラブ

意外と知られていない種牡馬の真実に迫り、次なる激走馬を導き出す。

というコンセプトのもと、通称【ゲキ馬】として今後、種牡馬についてのコラムを定期的に連載していきたいと思います!

前から種牡馬に関する見解、特徴について色々質問があったので、こういうところで答えていければと思い、考えました。需要がなければ、シレッと終了するかもしれませんが(笑)。

ということで、第一回は日本競馬界に欠かすことのできない種牡馬の一頭、クロフネ。意外と知られていないクロフネの“真実”に迫り、次なる“ゲキ馬”を狙います!




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万馬券的中の真実へ

クロフネ、芝1200〜1400mは馬券ファンにやさしい“おいしい種牡馬”

現役時代、NHKマイルCとジャパンカップダートを制し、種牡馬となっても芝ダートともに活躍馬を出しているクロフネ。しかし、万能すぎるがゆえに、狙い目としては「長すぎる距離でなければ……」というざっくりしたイメージしか持っていない方が大半であるように思う。

今回触れておきたいのは、「最大の狙い目は1200〜1400m」であるということ。過去3年、クロフネの距離別の成績は……(※データは単勝50倍以上を除く)

ダート(255−210−197−1367)
複勝率33%
単勝回収値88 複勝回収値79

芝(124- 119- 93- 646)
複勝率34%
単回91 複回100

ご覧のとおり、血統の本質からすればダート種牡馬であるものの、芝のほうが高い成績を残している。これだけの頭数が出走しながら、複勝回収値が100というのは、定期的に穴を開けているということ。

特に短距離においては高い数字を残しており、全産駒の成績を見てみても……

1200m(63−51−43−272)
複勝率37%
単回91 複回104

1400m(31−29−20−166)
複勝率33%
単回109 複回102

高い成績を残している。これだけメジャーな種牡馬にもかかわらず、複勝を買い続けてもプラスになるのだから恐れ入る。迷ったらクロフネの短距離馬は買い。覚えておいて損はないだろう。

洋芝適性の高さ

そしてなぜ今、クロフネを取り上げたかといえば、近年洋芝で高い成績を残しているからだ。特に札幌は近3年で……

芝(10−11−8−38)
複勝率43%
単回142 複回133

と、抜群の成績を残しているため、まさに今が狙い目なのだ。今週は3頭が出走を予定。注目してみてはいかがだろうか?

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