新潟芝1000mで行われる直千競馬アイビスサマーダッシュ。今回は、過去の好走馬たちの血統を振り返っていこう。
アイビスSD過去5年好走馬血統
着順 | 馬名 | 種牡馬 | 母父馬 |
---|---|---|---|
1 | エーシンヴァーゴウ | ファルブラヴ | Thunder Gulch |
2 | エーブダッチマン | アフリート | ノーザンテースト |
3 | アポロフェニックス | アフリート | Caerleon |
1 | ケイティラブ | スキャン | ムーンマツドネス |
2 | ジェイケイセラヴィ | スクワートルスクワート | コマンダーインチーフ |
3 | マルブツイースター | サクラバクシンオー | ウォーニング |
1 | カノヤザクラ | サクラバクシンオー | Woodman |
2 | $アポロドルチェ | Officer | Summer Squall |
3 | アルティマトゥーレ | フジキセキ | トニービン |
1 | カノヤザクラ | サクラバクシンオー | Woodman |
2 | $シンボリグラン | Grand Lodge | Linamix |
3 | $アポロドルチェ | Officer | Summer Squall |
※血統系統色別表
ここまで検証してきた通り、サンデーサイレンス系はほぼ壊滅状態。また、ミスプロ系やヴァイスリージェント系など、ダートの血が非常に目立つ。
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また、持続力と暑さに強いダンジグ系、底力を誇るセントサイモン系が強調できると記してきたが、エーシンヴァーゴウの父ファルブラヴはリボー(セントサイモン系)の影響を受けた種牡馬であり、ケイティラブの母父はセントサイモン系。
さらに13番人気ながら1着となったサンアディユもセントサイモンの血(父母父)を持っている。10番人気2着のシンボリグランは父グランドロッジ(ダンジグ系)であり、これらの血統は積極的に狙っていくべきだろう。
“重馬場の鬼”マッチェム系の圧倒的なパワー
そして今日紹介したいのは、4年連続で好走馬を輩出している。マッチェム系について。マッチェムは、アメリカを代表する名馬マンノウォーを生み出した系統で、非常にパワーに優れている血統だ。
ダートはもちろん、重馬場のようなパワーを必要とされる舞台で活躍する栄光にあり、アイビスSDにおいても4年連続で好走馬を輩出。特に16番人気マルブツイースター(母父マッチェム系ウォーニング)の激走には誰もが驚かされたことだろう。
2年連続で好走した父マッチェム系オフィサーのアポロドルチェも含め、同馬たちが好走できた要因はこの圧倒的なパワーに由来する。
今年も当然注意が必要だろう。
エーシンヴァーゴウ(母母父マッチェム系)は当然として、あの馬もマッチェムのパワーを色濃く受けた馬だ。しかも同馬はセントサイモンの血も持ちあわせており、血統的には大注目の1頭。その馬とは……
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