2回中京開幕!
今週から2回中京開催が開幕する。ということで、今回は、恒例となっている開催開幕前の“予習”をしていこう。
どういった血統が2回中京開催で強調できるのか?
過去の傾向を知ることで、週末の激走馬が見えてくる!
芝2000M以上の狙い目
まずはじめに検索の条件から。通常、過去3年程度の同一開催の傾向を参考にするが、中京の場合はリニューアルしてまだ3年目。さらに2年前にリニューアルオープンした際、1回開催は3月に行われた。
このため、今回は昨年の2回中京と、一昨年の1回中京の成績を参考にする。(つまり同時期に行われた開催を対象とする、という話)
取り上げたいのがシンボリクリスエス産駒の躍動だ。
もともと中距離では好成績を残しているシンボリクリスエス産駒だが、激走がこの時期に集中している。
(2−2−4−7)
勝率13%
複勝率53%
単勝回収値100
複勝回収値208
ご覧のとおり、複勝回収値は200を超えるという秀逸な結果だ。
それもそのはず。好走馬の中には8番人気が2頭、9番人気も2頭含まれている。これだけ人気薄が激走するということは、この時期の中京が合っているということだろう。
また、中京の中距離は通年でダート適性の高いサンデー系の躍動に注意しなければいけない。
具体的な種牡馬としては……
ゴールドアリュール
マーベラスサンデー
フジキセキ
スペシャルウィーク
などなど。マーベラスサンデー以外はダートGI馬を輩出している。マーベラスサンデーも、ダートで勝ち星を挙げる産駒が非常に多い。
特にゴールドアリュールは中京がリニューアルオープンして以来……
(4−2−3−9)
勝率22%
複勝率50%
単勝回収値337
複勝回収値158
上記のように、驚異的な成績を残している。ちなみに前述のシンボリクリスエスもダートGI馬を輩出している。
芝1600M以下の狙い目
続いてマイル以下の狙い目に関して。種牡馬の傾向を見てみると、特定の種牡馬が驚異的な成績を残している、といった傾向は見られない。(強いて言えばクロフネがいい)
そこで範囲を広めて全体的な傾向を見てみると、気になるポイントが浮上してくる。それは……
「マッチェム系の台頭」
である。過去3年の成績を振り返ってみると、父か母父にマッチェム系の血を持つ馬が異常なほど高い成績を残している。
父マッチェム系
(2−1−2−6)
勝率18%
複勝率46%
単勝回収値337
複勝回収値167
母父マッチェム系
(3−4−3−6)
勝率19%
複勝率63%
単勝回収値163
複勝回収値189
いかがだろうか? 数は少ないとはいえ、父、母父ともに驚異的な成績を残している。もちろん、すべての系統の中でこの成績はトップだ。
マイナー血統であまりお目にかかる機会はないが、見つけた時にはぜひ狙ってみてはどうだろうか?
さて、上記の傾向を加味し、中日新聞杯の注目馬を挙げておこう。
この馬は好走血統に合致するし、前走は不利もあった。また、重賞勝利が“フロック”だと扱われる傾向にあるため、人気もないだろう。
かなり美味しい穴馬になる可能性を秘めている。
その馬の名(G)は……
(現在10位前後!当サイトの紹介欄に注目馬を掲載しています)