向こう正面からのマクリと直線で先頭に立ってからのしぶとい伸び脚。

伏兵に並ばれてなお突き放すだけの精神力。

2冠馬となったゴールドシップは、その強さを存分に示した

ただ、レース全体から見れば決してレベルが高かったわけではない。

むしろ、ゴールドシップ以外の17頭の不甲斐なさが目立った。菊花賞はそういうレースだった。




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菊花賞 通過順位

馬名S 単勝 通過順位
1 ゴールドシップ 1.4 17-17-04-03
16 スカイディグニティ 22.3 12-12-07-04
15 ユウキソルジャー 24.6 12-12-12-10
3 ベールドインパクト 41.6 15-15-12-06
4 ラニカイツヨシ 46.3 16-15-09-04
6 ロードアクレイム 18.4 14-14-12-11
13 ダノンジェラート 53.0 18-18-16-14
2 フェデラルホール 20.1 07-07-09-07
10 マウントシャスタ 13.1 07-07-03-01
10 7 エタンダール 24.6 07-07-09-11
11 8 ニューダイナスティ 54.4 07-07-18-18
12 14 ミルドリーム 123.5 07-07-04-07
13 5 アーデント 111.2 04-05-16-16
14 17 タガノビッグバン 23.1 04-05-04-11
15 11 ビービージャパン 91.1 01-01-01-02
16 18 トリップ 100.5 02-02-02-07
17 12 コスモオオゾラ 39.8 04-03-07-15
18 9 フジマサエンペラー 136.9 03-03-12-17

 

今年の菊花賞は例年に比べて厳しい流れとなったのは確かだろう。近年に多いスローペースの凡戦とは違うというのは確かだった。

ラップ
13.0−11.9−12.2−12.2−11.6−11.6−12.6−12.5−12.3−12.2−12.5−12.2−11.9−11.8−12.4
走破タイム
3.02.9

最初の1ハロンこそ13秒だったが、道中は12秒台後半のラップすら刻むことなく、11秒台後半〜12秒台前半で推移。道中13秒台が刻まれなかった菊花賞は、少なくとも過去10年では昨年のオルフェーヴルに次いで2度目ということになる。

タフな菊花賞、強い馬が勝つ菊花賞。そういう意味では、ゴールドシップの勝利は自力の違いということができる。

ただ、流れ的には圧倒的に後ろが有利だった。その証拠に、上位7頭は見事なまでに後ろから行った馬ばかり。ゴールドシップが向こう正面からコーナーにかけてマクリ、動いたため先行勢にとってはかなり厳しいレースになったのだ。

しかし、それは同時にゴールドシップにとっても本来の競馬ではなかったといえる。結果的に押し切ることができたし、このメンバーだからこそ、内田博幸騎手はこういった競馬を選択したのだろうが、少し強力な差し馬がいたら差し切られてもおかしくない展開ではあった。それほど、差し馬にとっては流れが向いたレースであった。

ゴールドシップは強い競馬をした。

だがそれは、他の17頭の力がかなり劣るからこそのレース運びだった。

実際、上がり35.9は過去10年の菊花賞でもダントツの遅さである。それはいくらペースが厳しかったとはいえ、標準以上の強さを持った差し馬がいなかったことを意味している。

ゴールドシップは他馬をねじ伏せた。ただ、それにしても17頭はあまりに簡単にひねられてしまった。それが、今回の菊花賞の総括ということになるだろう。

もちろん、タフな展開になればスカイディグニティは要注意の馬だし、マウントシャスタも適正距離に戻ってどうかというところだが、今回の菊花賞で評価を挙げた馬はいなかった。

 

さて、今週はいよいよ秋の天皇賞。トーセンジョーダンやルーラーシップといった強力な古馬はもちろん、カレンブラックヒルやフェノーメノといった3歳馬も揃った。

このレースで重要になるのが、以下の要素である。それは……

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