残り25mまで夢を見た凱旋門賞 (C)Meteorshoweryn

日本競馬界の悲願である凱旋門賞制覇を目指して日本の3冠馬オルフェーヴルが7日、出走した。

オルフェーヴルは大外枠の18番からスタートし、道中は最後方に近い位置取りでレースを進めたが、フォルスストレートを抜けると一気に外へと持ち出し、抜群の手応えで先頭に躍り出る。残り100m、日本競馬の悲願は達成されたかと思った

しかし、残り25mのところで人気薄のソレミアに捕まり、そのままゴール。結果は2着という残酷なもので、日本競馬界の悲願はまたしても持ち越しとなってしまった



立ち直ることの難しい残酷な敗戦

このショックから立ち直ることは本当に難しいだろう。残り25mまで、本当に夢を見た。

オルフェーヴルは……

父:ステイゴールド
母:オリエンタルアート
母父:メジロマックイーン
母母父:ノーザンテースト

という血統。ステイゴールドは言わずもがな、日本で活躍し、愛された馬である。その母系には、社台ファームの基礎を築いたロイヤルサッシュの名前も。

メジロマックイーンは親子3代に渡る天皇賞馬。母系には「メジロ」の名前が満載で、血統表を辿って行くと日本競馬の反映を支えた「小岩井農場の基礎輸入牝馬」の1頭、アストニシメントに行き着く

しかもさらに言えばノーザンテーストのクロスを持ち、まさに日本にゆかりのある血の結晶といえるのだ。

その日本競馬の歴史が詰まった、日本の血を持つオルフェーヴルが、凱旋門賞で2着。確かに誇れる結果だったと思うし、良い内容だったと思う。

だが凱旋門賞は結果がすべて。本当に残念だ。来年もまた挑戦して欲しいと思うが、今はまだそんなことは考えられない。気持ちの整理が必要な、凱旋門賞となった。

 

さて、明日は京都大賞典。予想は明日の午前中として、明日は「ゲキ馬!」に該当する馬が2頭出走する。注目必須のその2頭とは……

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