先週は京王杯2歳S、ファンタジーSと、2つの2歳重賞が行われた。
しかし、最も注目を集めた2歳戦は黄菊賞ではなかっただろうか?
トゥザヴィクトリーの仔でトゥザグローリーの全弟トゥザワールド、名牝ダンスインザムードの仔でホワイトマズル産駒のシャドウダンサー、そして新馬戦で9馬身差の圧勝劇を演じたオーシャンヒーロー、さらにスティンガーの仔キングズオブザサンまで出走していたのだから。
結果はトゥザワールドが道中好位からうまく立ちまわって押し切り、2着には差してきたシャドウダンサーが、そして3着にはペースを作ったオーシャンヒーローが入った。
このレース、レベルは相当なものだった。
レコード決着に価値があるとは思わないが、1.46.5という時計は2歳戦にしては破格の時計だ。しかも内容も濃い。それはレースラップを見れば明らかになる。
12.5−11.1−11.2−11.6−12.1−12.2−11.8−12.0−12.0
注目点はオーシャンヒーローが作り出したペースにある。前半から飛ばしに飛ばして、11秒台を連発。追走する馬たちをバテさせるには十分なペースを作った。
普通の馬なら自分もバテてしまうが、オーシャンヒーローは実力が一枚上の馬だったから、この流れでも沈まずに踏みとどまった。
しかし、さらにその上をいく馬がいた。それが、トゥザワールドだった。
通常、こんなペースを追走したら特に2、3番手の先行勢はバッタバタになってしまう。実際、4コーナーで同じような位置にいたメイショウコルノやビタミンエースは下位に沈んでいる。
しかし、トゥザワールドはバテずにジリジリしぶとく伸びて1着を手中にした。このパフォーマンスの高さには驚かされた。しっかり差してきたシャドウダンサー、3着を確保したオーシャンヒーローも含めて、この3頭はいつ重賞を勝ってもおかしくない実力を持っていると断言しておきたい。
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