ロジユニヴァース、“ネタ馬”の汚名返上なるか 【撮影】阪神サラブレッドクラブ
トーセンジョーダンの回避が決まり、やや残念感が漂う札幌記念。
とはいえ、話題性で言えば事欠くことはない。なぜなら……
ロジユニヴァースが2年ぶりに出走
してくるからだ。特にネット上では「奇跡の出走登録」などともてはやされ、もはやネタ馬化している2009年のダービー馬。果たして、復活はあり得るのだろうか……。
JIN競馬メルマガ！
携帯版 ／ PC版 → 詳細はこちらへ
メルマガ的中した10万馬券を公開中!!
→万馬券的中の真実へ
半年以上の休み明けの成績は最低
過去5年出走馬前走との間隔と成績
| 間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 連闘 | 450- 491- 451- 5827/ 7219 | 6.2% | 13.0% | 19.3% | 73 | 76 |
| ２週 | 3220- 3300- 3288-31302/41110 | 7.8% | 15.9% | 23.9% | 66 | 75 |
| ３週 | 3937- 3896- 3865-37081/48779 | 8.1% | 16.1% | 24.0% | 69 | 77 |
| ４週 | 2484- 2483- 2385-25704/33056 | 7.5% | 15.0% | 22.2% | 73 | 77 |
| 5～9週 | 2874- 2903- 2945-38691/47413 | 6.1% | 12.2% | 18.4% | 73 | 77 |
| 10～半年 | 1840- 1774- 1884-26209/31707 | 5.8% | 11.4% | 17.3% | 79 | 77 |
| 半年以上 | 401- 355- 380- 7546/ 8682 | 4.6% | 8.7% | 13.1% | 62 | 65 |
全体的な傾向を見ていくと、やはり休み明けに関しては厳しい結果が出ている。
半年までの休み明けであれば回収率的にはほぼ変わらないが、半年以上ともなると勝率、複勝率、回収率ともに最低。
半年以上としたのは、そもそも2年も休んでいて出走してきた馬の記録がほとんどなく集計できないため（苦笑）
この事実だけ見ても、復活はかなり厳しいように思える。
50週以上の休み明けで好走したのはジョーカプチーノのみ
次にさらに絞って重賞での成績を見てみると……
過去5年 半年以上休み明け成績
（8−7−13−241）
勝率3％ 複勝率10％
単勝回収値26 複勝回収値44
と、重賞レベルとなると目も当てられない成績しか残せていない。
100週以上の休み明けの馬（ロジユニヴァースは104週での出走）は、3頭しかいないが、もちろん馬券に絡んだ馬はゼロ。
そもそも50週以上の休み明けで馬券に絡んだ馬は、ジョーカプチーノの1頭しかいない。
ロジユニヴァース自身、43週の休み明けで挑んだ日経賞では1番人気6着と惨敗。
やはり厳しいと言わざるをえないだろう。
強いて言えばネオユニヴァース産駒の成績は……
強いて強調材料を挙げればネオユニヴァース産駒の休み明けの強さだろう。
ネオユニヴァース産駒 間隔別成績（過去5年芝のみ）
| 間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 連闘 | 1- 3- 0- 34/ 38 | 2.6% | 10.5% | 10.5% | 30 | 27 |
| ２週 | 22- 26- 19- 244/ 311 | 7.1% | 15.4% | 21.5% | 87 | 51 |
| ３週 | 37- 31- 22- 304/ 394 | 9.4% | 17.3% | 22.8% | 45 | 51 |
| ４週 | 22- 28- 15- 234/ 299 | 7.4% | 16.7% | 21.7% | 91 | 57 |
| 5～9週 | 28- 23- 21- 386/ 458 | 6.1% | 11.1% | 15.7% | 51 | 49 |
| 10～半年 | 28- 24- 20- 260/ 332 | 8.4% | 15.7% | 21.7% | 58 | 58 |
| 半年以上 | 2- 4- 10- 50/ 66 | 3.0% | 9.1% | 24.2% | 8 | 115 |
ご覧のとおり、半年以上の休み明けの複勝率、複勝回収値が最も高くなっている。休み明け比較的走るネオユニヴァース産駒だけに、その点では希望が持てる、かもしれない。
俄然注目が集まるロジユニヴァース。果たして、その結末はどのようなものになるのだろうか。札幌は2走1勝2着1回と相性が良いのは間違いないだけに、ここで復活への兆しを示してほしいところだ。
