2014年のデータ整理をしている過程で新種牡馬について調べた。その見解を簡単にツイッターにつぶやいたところ、意外と反響があったため、ここにまとめておきたいと思う。
新種牡馬の傾向を早く見定めるというのは、馬券を買う上でとても重要になる。
皆さんは新種牡馬の産駒を買うとき、どのような基準で買うだろうか? おそらく「現役時代のイメージ」や「評論家の評判」といったざっくりとした判断基準で購入しているはず。
それは間違いだとは思わない。実際、最初はイメージで買うしか方法がないからだ。
しかし、ある程度出走数が多くなり、サンプルとなるデータが揃った際にはしっかりと集計して「数字の裏付け」を出す必要がある。抱いていたイメージと、実際の好走傾向が違う場合が多々あるからだ。例えばディープスカイは芝レースの最高峰である日本ダービーを勝っている。しかし、産駒は極めてダートでいい成績を残している。
産駒が種牡馬の現役時代のイメージと全く異なる条件を得意にしているとしたら、相当おいしい。
種牡馬の現役時代→芝の中距離
産駒の傾向→ダート短距離
こういう種牡馬の産駒がダート短距離に出てきた場合、種牡馬の現役時代のイメージと違うため、人気にならない。しかし、実際にはダート短距離が得意の条件だから、好走率は高い。
つまり、人気がないにもかかわらず、好走率が高いという、絶好の穴馬を見つけることができるのだ。しかも新種牡馬にはいい繁殖牝馬が集められる傾向にある。血統が良ければ好走の可能性は上がるだけに、絶好の狙い目というわけだ。
以下は2014年の主な新種牡馬の傾向を書いたツイートだ。よろしければ参考に。
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[contact-form-7 404 "Not Found"]ハービンジャー産駒は1番人気に支持された場合、(13−2−4−2)という驚異的な成績を残している。恐ろしい。一方、7番人気以下になると(0−1−1−61)とからきしダメ(2014年のデータ集計より)
— JIN競馬 (@jin_keiba) 2015, 1月 8
新種牡馬メモ:キンシャサノキセキ→ダート種牡馬っぽい。芝・ダートともに1400m以下の期待値が高く、距離短縮が良さそう。特に馬格のある馬は穴を開ける傾向にあるので注意
— JIN競馬 (@jin_keiba) 2015, 1月 8
新種牡馬メモ:ヴァーミリアン→とにかくダートの短距離。キレ味が無い一方で先行するとしぶとい。前走逃げ、先行している馬がダート1400m以下のレースに出てきて一桁人気に支持された場合、(5−5−5−18)と抜群の成績を残している — JIN競馬 (@jin_keiba) 2015, 1月 8
新種牡馬メモ:エンパイアメーカー→とにかくキレるかキレないかがひとつの指標。前走上がり5位以内の脚を使っている馬は芝ダートともに複勝率40%以上。一方、前走上がり6位以下だと0−0−2−40)と、まぁひどい(いずれも10番人気以内が対象) — JIN競馬 (@jin_keiba) 2015, 1月 8
新種牡馬メモ:カネヒキリ→完全なダート種牡馬。芝は(0−0−0−25)と悲惨。馬格のある馬の新馬戦が買い。あとは意外と距離の融通がききそう。短距離よりマイル〜1800mあたりがいまのところいい — JIN競馬 (@jin_keiba) 2015, 1月 8
新種牡馬メモ:バトルプラン→超絶熱い。地味すぎて人気にならないが芝ダート問わず活躍し、トータル(4−3−5−32)で単複回収値200を軽くオーバー。3番人気以内がわずか3頭でこれって優秀すぎ — JIN競馬 (@jin_keiba) 2015, 1月 8
最後に
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