種牡馬リーディング初の1位となったディープインパクト (C)Koichi Takahashi
もう2012年も年の瀬。
ということで2012年を少しずつ振り返りたいと思う。
何から振り返ろうかと考えたが、やはり血統予想家として種牡馬ランキングに触れないわけにはいかない。
そこで今回は、わずか3世代を輩出したのみで日本競馬界の頂点に立った
ディープインパクト
について振り返る。
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勝利数だけじゃないディープの凄さ
今年のディープインパクト産駒はとにかくすごかった。ジェンティルドンナが牝馬3冠に加えてジャパンカップを勝ったのを筆頭に、ディープブリランテが日本ダービーを制覇。GI5勝を含む重賞18勝という圧倒的な内容で、年間勝利数は216勝だった。これは昨年のキングカメハメハの184勝を大きく上回る圧巻の数字だ。
しかも細かい数字を見ても秀逸。（※下記データは、より種牡馬の実力を明確にするために「芝レース」「単勝50倍以内」「東京、中山、阪神、京都の中央4場」「産駒が100頭以上出走」に絞っている）
ディープインパクト
（132-102- 75-385/694）
※勝利数1位（2位に77勝差）
勝率19.0%
※1位（2位に4.1％差）
複勝率44.5%
※1位（2位に3.7％差）
複勝回収値89
※3位
この数字を見て何がすごいと思うか。もちろん、勝利数やその他の数字も驚くべきものだが、最も注目すべきは
複勝回収値の高さ。
普通、ディープインパクトほどの人気種牡馬の場合、いくら好走率が高いとはいえ、その分、人気になるため、複勝回収値の値は低くなる。
しかしディープの場合、デュランダル（複勝回収値121）、サクラバクシンオー（複勝回収値90）には及ばなかったものの、堂々3位の数値を残した。しかも上記の2頭の出走頭数はいずれも百代。ディープの700には遠く及ばない。
出走頭数が多ければ多いほど、数値は平均値に近づいていくものだが、ディープはそれでいてなお、高い数字を残した。つまりどういうことかといえば……
人気になっても儲かるディープインパクト産駒は買うべき
ということだ。少なくとも積極的に嫌うべきではないし、余程のことがない限り拾っていくべきだろう。
まぁメジャー種牡馬を積極的に買えなんていうのは当たり前の言葉のだが、1年を振り返って改めて検証するのは大事。ましてやこれからもディープインパクトの天下は続いていくだろう。この馬とうまく付き合っていかなければ競馬で勝つことは難しい。そういう時代なのだ。
さて、2013年のスタートは東西の金杯。昨日はネオサクセスの名前を上げたが、この馬も負けず劣らず面白い馬だ。まだ検証段階ではあるが、注目しておくべきだろう。その馬の名は……
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ちなみに、的中した予想内容と結果は、
◆2012年12月
12月16日（日）
中山11R 朝日杯ＦＳ
△◎ 馬単7,770円的中！
△◎△三連単54,880円的中！
（栗山求）≪指定メイン≫
中山11R 朝日杯ＦＳ
◎○ ワイド360円1点的中！
（平田典一）≪指定メイン≫
中山12R 南総Ｓ
☆◎△三連複2,070円1点的中！
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