名馬を輩出してきたステイゴールド 【撮影】JIN

オルフェーヴルの3冠、そしてゴールドシップの皐月賞制覇により高い注目を集めることになったステイゴールド×メジロマックイーンの組み合わせ。今、一番熱い血統を探る。

北海道新冠町の大栄牧場(浜口寛社長)は、生産馬で一度は手放したメジロマックイーン産駒のミツワオーロラ(牝10歳)を探し出し、繁殖として乗馬クラブから買い戻した。ステイゴールドとの種付けも、無事に成功。“奇跡の血”を求めたストーリーが動き出した。(引用:スポーツ報知)




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繁栄する血

競馬の歴史というのは面白いもので、後世に受け継がれる血というのは必ずしも超一流馬で名血というわけではない。サンデーサイレンスはアメリカ2冠馬だが、片田舎の雑草血統であり、ミスプロにしても競走馬としては重賞2着のみ。

しかし、良血の近親交配で固められた“エリート”たちに比べると生命力に満ち溢れるのが雑草血統だ。そして名血で固められた名牝の血統に新たな活力を与えることで、競走馬たちは進化を遂げてきた。(詳しくは『競馬の血統学/著:吉沢譲治』にて)

ステイゴールドもまた、幾多いるサンデー系の中では超一流の競走成績を挙げたわけではない。種牡馬入り当初も、数いるダービー馬や華やかなスターホースに比較すると、期待された存在ではなかった。

しかしそんな中、コツコツ実績を重ね、ドリームジャーニーというGI馬を輩出し、今や3冠馬の父に。代替種牡馬から主役へと躍り出た。活力のある血は繁栄する。そして埋もれていた血を蘇らせる。ステイゴールドにおけるそれは、まさしくメジロマックイーンだったわけだ。

蘇る血脈

メジロマックイーンは父方として血を伸ばせなかったが、母父として血はつながっていく。日本ゆかりの血統は海外からの血に押され、すされてしまった血統も数多くあるが、こういうところで息づいていく。

実際、ステイゴールドの母父ディクタスがそうであるように、(産駒でいえば)父母父が産駒に大きな影響を与えることも多々あるわけだから、長い目で見てもマックイーンの血がつながったことは血統ファンとしても嬉しい限り。

繁栄する血、衰退する血、蘇る血脈。ステイゴールド×メジロマックイーンにも、この血統の魅力が詰まっているような気がする。

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