撮影:arima0208

札幌芝1800mで行われる女たちの戦い、クイーンS。まずは先週の馬場状態を振り返っていこう。

1回札幌2日目札幌芝1800m好走血統

着順 馬名 種牡馬 母父馬
ケープタウンシチー シンボリクリスエス メジロマックイーン
クッカーニャ フジキセキ エルコンドルパサー
ハイタッチクイーン キングヘイロー オペラハウス
エデンロック フレンチデピュティ サンデーサイレンス
グリーンラヴ ステイゴールド ジェイドロバリー
ユキノプリシラ ステイゴールド ラストタイクーン
イングリッド ディープインパクト Wild Zone
ウィケットキーパー アグネスタキオン Smart Strike
アドマイヤエレノア ディープインパクト Thunder Gulch

※血統系統色別表

まず目につくのはダート血統の台頭だろう。ジェイドロバリー、スマートストライクなど、(キングマンボ系を含み)母父ミスプロ系4頭が好走。父では人気とはいえ、フレンチデピュティも一着に来ている。




ダート競馬はパワーが不可欠であることに加えて、スピードの持続力が大きな鍵となる。スピードを持続的に使える馬が強い馬であり、ダート血統には持続力を活かせる血統的な下地がある。

それは芝レースにおいても有効。まだ開幕週の札幌競馬場であり、今はタフさというよりも、持続的な脚を使える馬が有利ということの現れだ。

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勝ち馬全頭が持っていたボールドルーラーの血

そして中でも注目していきたいのがボールドルーラー系。10番人気激走のケープタウンシチーも含め、勝ち馬全頭が3代目以内にボールドルーラー系の血を持っていた。

ボールドルーラーは現役時代、アメリカの年度代表馬に輝き、8回のアメリカリーディングサイアーに輝いた名馬中の名馬。当然、持続力に優れた血であり、クイーンSでも大注目の血統だ。

今年、登録馬の中にボールドルーラー系を父か母父に持った馬はいないが、母母父に持つ馬は出走してくる。しかもこの馬は明らかに機動力のある馬であり、クイーンSでは欠かせない存在となってきそうだ。その馬とは……

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